ホームルームぎりぎりで私達は教室にすべりこんだ。
こんなに走ったのは久しぶりすぎて足がパンパンだった。
秋というのに汗をながしゼーゼー言う連の姿をチラッと見ると仲間と何かはなしていた。

そうか。
連には仲間がいるんだ。
急に裏切られた気分になる。
「1年たったね」
連のセリフが横ぎった。