その姿を見た男は、笑う。

「はぁ?何謝ってんの。」

ケラケラとした表情に戻り、私はホッとした。

すると。

「消毒がねぇならしょうがねぇな。」

そういうと。

私の手首を舐め始めた。
あまりに急な行動。

「いやああ!!」

私は出会ったばかりの男に手首を舐められる。そう思っただけで、鳥肌がすごかった。

しかし男は、ペロペロと舐め続けて、私をふと見る。
すると無邪気な笑顔で。

「可愛い。」