☆乃愛side☆


「ごめん。待った??」


「何当たり前の事聞いてんの。あんた遅すぎよ。」


「ごめんって。またなんかおごるから。」


「・・・しょうがないわね。じゃ行くか。」


私たちはケーキバイキングに向かった。


私はケーキを食べながら今日あったことを話し始めた。


「夏輝あのね・・・。今日私、振られちゃった。」


「誰に??」


「皐くんに・・・。」


「ちょっ!皐ってあの大神皐??」


「うん・・・。」


私は夏輝に3年前の事をすべて話した。




「・・・なるほどね。でも、あんたはまだ好きなんでしょ??」



「でも、真菜美ちゃんいるし。」


「そんなの関係ない。大事なのは乃愛の気持ちでしょ??好きなら好きでいいの!!あきらめなくていいんだから!」


「……ありがとう。
ところで、夏輝は好きな人いないの?」


「いないね。うちの学校いいやついないじゃん。」



「そ、そんなことないし、、、」



「もっとさぁ。こう芸能人みたいな人いないのかな。」



「な、なつきそんなの夢の夢だよー。」



「だから言ってるでしょ。あたしは乃愛たちと遊んでる方が楽しいし。」


「夏輝~~~~」


「はいはい。じゃあいっぱい食べるぞ~~~」


夏輝の言葉で少し勇気がでたような気がした。