「……おれの家系は代々、1 6歳以上に なったら一人専属のメイドをつけて
いいって知ってるだろ?」

「はい」

それは知っていた。でも今……なぜ……?

「それ……愛裕を指名したんだ」

「え!?」

愛裕はすごく驚いた。
本当は琥珀より年上じゃないといけないからだ。
だか……愛裕は琥珀にとって、
とても大切な役割があるから………