ー2020年
あの時からこんなにも時間が経ってしまったなんて信じたくなかった。
だけど、私の心は止まったままだった。
高校の頃美人だと囃し立てられた私は、今はこんなにも落ちぶれてしまったのだから。
心の針は止まっていても、歳は食う。
鏡を覗き込むたびに私は現実を突きつけられてしまっていた。
だから、私は認めなくてはならなかった
あの時、つまらない維持を貼り続けていたことを。
だけど、どんなに望んでも時間は帰ってこない。
今日、7月22日は「彼」の命日だ。
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