家に着くまでずっと送るメールの内容を考えた。


言い方も気を付けなくちゃいけないと思うから。


ていうか、内容が内容なだけあって、いつも以上に緊張してしまう。




家にたどり着いて入ると、リビングのところにお母さんがいるのが見えた。


「おかえり」「ただいま」と言葉を交わしてから私は自分の部屋に入った。


そしてカバンを置いてからそのままベットに座ってメールを作成する。


頭の中でいろいろと考えて、考え抜いた文章を打っていく。


だけど、それでもなかなか手が動かなかった。



〈昼休みは突然ごめんね。冗談じみてたかもしれないけど本心です。


でも今日のことは気にしないでくれないかな?


いつかちゃんと伝えたいの。〉



いつもより長くなってしまった。でも仕方ないよね。


文字を打ち終わってから何度も読み返した。


ホントにこれでいいのか。


これもまた告白みたいだけど、あれは冗談だったとか言うのは自分の気持ちにウソをつくことになるし、告白をウソにはしたくなかった。


これくらい、いいよね?


そしてドキドキしながら送信ボタンを押した。


これであとは返信を待つだけだ。