そこにいたのは---…
「やっぱり今日もいたか」
そう言いながら笑っている樹だった。
……来た……。
もう来ないって諦めてたのに。
樹は私の方へ近づいてきた。
「お前さ、なんでこんなに今日は寒いのに屋上で食べてんの?」
そんなことを聞かれてドキッとした。
だって、理由が『樹に会いたかったから』なんだもん。
でもその質問にそう答えるわけにはいかないから逆に
「あんたこそ、なんでよ」
と聞き返した。
「いや…だって、ここに来れば愛華に会えるから---…」
聞かれた質問から回避するためにした私の質問に樹はそう答えてから、一瞬ハッとしたような顔をした。
私も私でその言葉を聞いて一瞬思考回路が停止した。
でもすぐに樹の言葉について考えた。
…それは、どういう意味……?
だけど樹はすぐに言った。
「---なんてな!」
「やっぱり今日もいたか」
そう言いながら笑っている樹だった。
……来た……。
もう来ないって諦めてたのに。
樹は私の方へ近づいてきた。
「お前さ、なんでこんなに今日は寒いのに屋上で食べてんの?」
そんなことを聞かれてドキッとした。
だって、理由が『樹に会いたかったから』なんだもん。
でもその質問にそう答えるわけにはいかないから逆に
「あんたこそ、なんでよ」
と聞き返した。
「いや…だって、ここに来れば愛華に会えるから---…」
聞かれた質問から回避するためにした私の質問に樹はそう答えてから、一瞬ハッとしたような顔をした。
私も私でその言葉を聞いて一瞬思考回路が停止した。
でもすぐに樹の言葉について考えた。
…それは、どういう意味……?
だけど樹はすぐに言った。
「---なんてな!」