その途中、ポケットに入れていたケータイが鳴った。


きっとお母さんからの返信だろう。


ごみをごみ置き場に置いてからケータイを確かめた。


やはりお母さんからの返信だった。




〈楽しんでらっしゃい。ご飯はいらない?〉




よかった…。


〈ありがとう。ご飯はいらないよ〉


何かを食べるかはわからないけど、万が一の時は何かを買って帰ろう。


お母さんに返信をして教室に戻った。


教室に戻るころにはほぼ片付けも終わっていた。


「あ、姫川さんありがとね」


「うん」


そんな会話をしてから私もあと少しの片づけを手伝った。