「…そう、なの??ごめんなさい、てっきり…」


私たちに向かって女の人は謝った。


「あ、今家におかえりになるところですか?」


「ええ」


また私を置いて2人の会話が始まる。


「このあと伺ってもいいですか?」


「ええ、いいわよ。あの子も喜ぶわ」


なによ、なによ…。


私はまたイライラする。


そんな時突然女の人が、


「…そうだ、ケーキを買ってきたのよ。2人でいらっしゃいよ」


なんて言った。