そのあと、少しデパートの中をぶらついてから帰ることにした。


まだ昼の3時だから外は十分に明るいのだけど、樹は家まで送ると言ってくれた。


樹と少しでも長く一緒にいたいと思うから言葉に甘えて送ってもらうことにした。


「---それでさぁ…」


雑談をしながらゆっくり家への道を歩く。





そして…


偶然にも私たちは出会ってしまったのだ。