でも、あんまり長引かせたらいけないと思ってちゃんと口をきくようにした。


「…やっぱ、アクセサリーは喜ばれるんじゃないかな??」


「アクセサリーか!よし、見るぞ!」


ちょうどアクセサリー売り場が樹の目にかかったのか、突然私の手を引っ張ってそっちへ小走りで行った。


手…。


手…!!


手を繋ぐという状況に私の鼓動は速くなった。


さっきから、なんなんだよ…!