次の日。


夕方から私は慌ただしく準備を始めた。


樹との約束は7時から。


時間になったら迎えに来てくれるという。


今はまだ5時過ぎだけど、もう準備を始めないと間に合わなそうだ。


暗くなるけどメイクはちゃんとしておきたいし、服装だって変なのは着ていけないから。


クローゼットを開け、ベットや床に服を置く。


「…どれがいいかな??これはこの前着たし…」


最初からかなり苦戦してしまっている。