2人とも昼食を終えた頃、樹はふと思い出したように私を見て言った。


「メアド!」


「…は??」


突然発せられた単語に私は頭にハテナマークを浮かべる。


「まだ愛華のメアド聞いてなかった。教えてくれよっ」


「あ、うんっ…」


私はちょっと慌てて制服のポケットからケータイを出した。


そして今日、樹とメアドを交換することができた。