でも、私がこの調子のままで数日が経っても、樹は私の気持ちにまったく気づいていない様子だった。


「お~、今日も屋上で昼飯か??」


購買でいつものあんぱんとコーヒーを買って屋上へ行こうとしたときに樹に会った。


「…えと、うん」


樹はこれから購買に行くみたいだ。


「じゃあさ、俺も屋上行っていいか??一緒に昼飯食おうぜっ」


「あ…うん…」


あれ?


さりげなく一緒に昼食食べる約束しちゃった。


うれしいけど、緊張する…。