「あ、愛華が…っ
あの愛華がお礼を言った……!
しかも…俺の名前を呼んだ…!!」
目を見開きながらそんなことを言い出した。
「…ちょ…、私もお礼くらい言うわよ!それに名前も普通に呼ぶわっ」
「だって、愛華にお礼を言われるのも名前を呼ばれるのも初めてだったからさぁ」
お礼は、確かに言うの初めてだったかも…。
でも、名前呼んだことなかったっけ?
…そういわれてみれば、あんたって呼んでたっけ。
樹の表情はなんだかうれしそうに見えた。
そんな樹を見ていると私も笑顔になれた。
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