働くこと、生きて行くことは大変だ。

その人その人で全く違う環境にいるわけだし、それを全部理解しあうなんて最初から無理な話なんだけど、立花さんのいる場所がとても窮屈そうに思える。




私だったら、何も感じないように心をシャットダウンして、流されるまま漂って生きて行くと思う。


流れに逆らって生きて行くことは、すごく体力と気力のいるもので、もし私が立花さんだったら、逆らって生きるより流された方がはるかに楽で……





だって、逆らわなければ約束された安泰な生活がある。







なのに、立花さんはそれに逆らうことも辞さない覚悟があるという。





そんなこと、私のためなんかにそんな道選んでいいのだろうかと考える。