翌朝、私は少しゆっくり家を出た。
(昨日は、あんなことがあったからあんまり寝れなかったなぁ…)

ロビーを出ると
「おはよう海。」


「えっ?何で大地がここにいるの?」


「海のお迎え?かな。」

(…何で疑問系かな)

「俺だけじゃないよー」


「孝と昴もいるよー」


「大空と由宇は?」


「あいつらは、先に行ってるーあの車じゃそんな大人数のれないからねー」

(あの車ってもしかして…)


そこに停めてあった車をみるとやっぱり昨日と同じ車だった。


「じゃあいこー」

「う、うん」

車に乗り込むと

「おっせぇ」
孝が私にうんちくをつけた。


「仕方ないじゃない。孝達が迎えに来るなんて知らなかったんだから」


「じゃあこれからはもっと早く家をでるんだな」


(むかつく