「今日はいいのが無かったな〜」


私は、相沢海(あいざわうみ)!高校三年生。
自分で、言うのもなんだか高校ではなぜかしらファンクラブが出来ている…
(別に望んだ訳じゃあないよ?)
私が通っている高校は、月光高校だ。
名前をみるかぎり綺麗な高校にみえるがそういう訳ではなく、全く真逆の不良高校だ。生徒の髪の毛はカラフルきまわりない。さすが県立一位の不良高校といえるだろう。


なぜ、私がこの高校に通っているかというと、校則が緩く楽だから…


という、適当な理由なんだ。


今、私はコンビニで夜食のおにぎりを買って帰る途中…


「ボコッ バキッ」

「うっ」

「くそっ」

なんだろ?
不信に思い、今私が歩いている道路近くの公園を除いてみると…


「バンッ」

誰かが、私にぶつかった…

「ちょうどいい…この女がどうなってもいいなら俺を捕まえてみな?」

「くそっ」


私は、見知らぬ男に急に首にナイフを突きつけられてしまった…

「あの〜?」

私は、おずおずと男にしゃべりかけた。

「あ?」

(あ?じゃねーよ‼)

私は冷静に、男に言い放った。

「そんなもので、私を捕まえたとでも思ってるんですか?」

まるで、与えられた台本を読んでるかのように…

「えっ?」

男は、びっくりしたのか私を掴んでいた腕の力を一瞬緩めた。


私は、その一瞬を見逃さなかった。


私は、相手の首に腕を回し締め上げた。


「うぅっ」


唸る相手の急所を思いっきり蹴り上げた。


「なっ…っ…ぅ…」


声に鳴らない悲鳴を上げながら倒れた。