「へぇ~…大樹は見かけによらずプレイボーイなんだ…」



誠はにやにやした顔で大樹を見ている


大樹はというと…愛華ちゃんと同じく顔を真っ赤にさせて…




て…ちょい待てや…



「愛華ちゃん…それいつの話?」



「え…先月の3週目の土曜日だったような…」



「どんな靴だった?」



「えーっと…色はピンクで…白い花の模様がある…ハイヒール…あ!先月の雑誌に載ってましたよ」



「ふーん…大樹、あんたその日、靴を買ってたの?」



「あ…バレた?」



大樹はお茶目な顔して可愛く逃れようとしている



「バレたじゃなーい!」



先月の3週目といったら私の誕生日があった週だ



前々から靴が欲しいと大樹にお願いしていたのに


大樹から貰ったプレゼントはヘアゴムだった



「あり得ないし!」



別にそういう理由であげたのなら仕方ないことかもしれないけど

大樹はお人好しだから!