あれから皆自分の競技を適当にすませて、体育祭は終わった。

海陸のご褒美は私が欲しかったピアスをくれた。

他の男からアクセサリーを貰うことが気にくわなかった流星だったが、『流星はここにくれるんでしょ?』
左手の薬指を指しながらそう言うと『あ、当たり前だろ!』照れくさそうに髪をわしゃわしゃしていた。

これで、納得したかは分からないが多分もう…忘れているだろう。

午後の大イベントらしい喧嘩は出たかったけど、どう頑張っても出ることは出来なかった。

そんなこんなで文化祭が明日

私がメイド服を着ないといけない日

憂鬱なんて言ってる暇もなく明日はくるだろう。

そして、五十嵐 龍也と会う日もそう遠くはない。