「苦手なんだけどね。私の思ってることが全部見え見えな気がして、でも彼は私の小さな変化にいつも気づいていた。祐さんは凄い人だよ。」

私が悲しんでいる時も悩んでいる時も直ぐに話を聞いてくれて的確なアドバイスをくれた。

「俺より好きか?」

「流星より?」

それってこの話に必要??

「あぁ…」

「流星に決まってんじゃん…私の大事な人だもん。」

私が笑って言うと流星は微笑んだ。

「ッ!あんま可愛いこと言ってんじゃねぇぞ!」

そう言って私にキスをした。

私の顔は赤くなる。

こんなことはあんまりなかったから戸惑う。

たかがキスされて赤くなる自分に…