「っ……!気にするな。お前を困らせたい訳じゃねぇ。昼飯ん時に理事長室に来いって海陸が言ってたぜ。」

辛そうに顔を歪めた祐さん

でも、直ぐに話をそらした。

それは祐さんなりの私への気遣い。

ごめんね…祐さん

「おい、てめぇらいつまで話してんだよ。」

沈黙が続く中でとっても不機嫌な声が真後ろに近い距離で聞こえた。

流星…あんたはほんとに抱きつくのが好きだね~

そこに触れるのさえダルいので心の中で呟いて、祐さんに言った。

「その紙はシュレッダーで切り刻んでください。」

これが近くにあるだけで恥ずかしいわ。