「そんなにヤバイやつだったか?」

「えぇ…そりゃ…」

「結衣…言え」

こんな命令口調なのは祐さんではなく、流星

私を後ろから抱き締めて耳元で甘い声で言う。

「無理なもんは無理」

「何でたよ…」

「俺には見せれるだろ?」

祐さんか横入りして聞いてくる。

「無理」

「何で?」

何でって誰にも見せらんねぇくらいあれは恥ずかしいだろーよ。

「じゃーどっちかには必ず見せろ…選べ」

流星…無茶なことを…