そりゃもちろん1位でゴールした。

でも、よく考えたらこれからが問題なのです。

「結衣、何て書いてた?」

今は周りに人はいるものの五月蝿くて分からないだろう。

「え、えっと…なんだったっけ…??」

言えるわけねぇ…

「言え」

「瑠羽!!!」

威圧的な声が聞こえたときにどこからか祐さんの声が聞こえた。

私は周りをキョロキョロして探した。

逃げるためにだけど…ね

そして、祐さんの姿を見つけると直ぐ様祐さんのところに走った。

「結衣…覚えとけよ。」

そんな流星の言葉も知らずに…