「瑠羽ちゃん、メイド服着てくれないの?」

ウルウルした目で見るなよ。

「う…」

これでは負けてしまう。

「瑠羽着るんじゃねぇ」

耳元で流星に甘く言われてしまった。

「私絶対にメイド服着ない。」

言い切った、そう思った途端に月夜の目からポロっと涙が…

「つ、月夜?」

どうする…泣かせてしまった。

「瑠羽ちゃんは僕のこと嫌いなんだね…グスッ…僕は大好きなのに…う゛…メイド服着てくれないんだね…。 」

究極の選択だ。

流星か月夜

私は流星に助けを求めることにした。

「瑠羽、やっぱりメイド服着ろ」

目をギラつかせて言った流星にこれには裏があることは気づいてしまった。