「えー、文化祭での出し物を決めろ。」

上からかよ。

「メイドがいいと思います!!瑠羽ちゃんのメイド服姿が見たいです!!!!」

手をビシッと挙げて月夜が言った。

「月夜…てめぇ…」

流星の低い声が真後ろで聞こえてどうして怒っているのか考えてしまっていると…

ハッとして思い出してしまった。

「私、メイドなんてしたくない。」

そうだ、メイド服を着ないといけなくなること。

死んでも無理に近い。

あんなフリフリフワフワな服を着るなんて一生の恥だ。