「ま、この話は結衣と二人きりんときに話してやるよ。」

私の耳元でそう言った祐さんは悲しそうな顔をしていた。

何でそんな顔するの?

それにいつもさん付けじゃん。

「祐さん…?」

「よし!早く座れよお前ら!!」

私の声を無視して皆に声をかける。

不思議に思い隣にいる流星を見上げると何とも言えない苦しそうな流星の顔があった。

そんな顔をさせているのは誰?

私なの?

「流星…」

名前を呼べば私の腰に手を回して席に座らせるのかと思いきや自分が座って膝の上に乗せられた。