流星の手が私の肩に触れる。

とても優しい手だ。

「結、衣………」

泣いてる?

「流星?」

私は嘘であることを祈りながら後ろを向いた。

「え?」

「バカっ、こっちみんな!」

流星は顔を腕で隠した。

「りゅ、流星?どうしたの?」

「…」

「流星?」

私が流星の肩に触れると流星の肩がビクッと反応した。

ドサッ

そんな音がしてベットに押し倒された。

「流星?」

私は目の前の流星に戸惑っていた。