私は迷わず走り流星の胸に飛び込んだ。

少しよろけながらも受け止めてくれた。

「今日は大胆だな。」

「…」

その言葉を無視して流星との隙間を埋めるように存在を確かめるように強く抱きついた。

怖かった。

何より流星と離れることが…

私を抱えて車に乗り込む流星

私の不安が分かるかのように抱き締めてくれた。

車に乗っている四人も戸惑っていた。

「る、瑠羽ちゃんが流星に抱きついてる?」

心底驚いた感じの琉貴

「…」

隙間から見えたのは真っ赤な顔をする空斗

「俺の瑠羽ちゃんがぁ~」

泣き真似をする月夜

「両思いね…」

なんか納得の太陽

そんなのも気にせずずっと流星に抱きついていた。