「違うわ…龍也を私たちは息子だとは思っていないわ。」

「…どういうことですか?」

息子だと思っていない?

「この事は後で話しましょ?まずはご飯よ。」

「分かりました。」

それからはさっきのことはなかったように皆で騒いで楽しかった。

組員さんたちは必ず私にこう言った。

『若を頼みます。』

私のこと何にも知らないのにいいの?

そう言えば、

『若が認めた人ですから。』

流星は組員さんたちに信頼されてる。

いい人たちばかりだった。

組員さんたちのほとんどが酔い潰れた時

私たちは4人だけ別の部屋に移動した。

そして、知ることになる。

私の知らない五十嵐龍也の心の闇を…