「どうして…龍也のこと…」

組長さんが不思議そうに…怯えたように言葉を震わせた。

「私は五十嵐 龍也に復讐する。ここにいる人間を敵にまわそうと…ぶっ潰してやる。」

私のいつもと違う低い声に皆が目を見開いた。

「ゆ、結衣?」

戸惑った流星の声

「私の兄である空斗を殺した五十嵐龍也を私は絶対に許さない。」

「空斗くんの妹が結衣ちゃん…」

鈴さんの戸惑った声

「鈴さんは空斗のこと知ってるんてすか?」

「え?えぇ…流星がお世話になってたから。」

え?

「じゃ、もともた空斗は五十嵐 龍也と知り合いだったってことですか?」