「隼人」

「ソイツとどういう関係だ?」

私を睨みながら聞いてくる流星に私は意味が分からない。

「いとこ」

「いとこ?」

「うん」


考えるポーズをするり流星

「はやとだから男だよな?」

「うん」

「ソイツは今日結衣んちに泊まるんだよな?」

「しばらく泊まる」

「しばらく?」

いきなり眉間にシワがよった。

イケメンが台無しですよ…

「うん、しばらく」

「何でだ?」

「それは…」

これを言ったらどうなるだろうか。

「俺には言えないのか?隼人とかいう男には言えて俺には言えないのか?」

「夢を見るの…空斗の…」