「瑠羽ちゃん…酷い…。」

悲しそうな顔をする月夜に少しどうしよと悩む。

「月夜、無理なことするなよ。流星の女なんだから…。」

太陽が言う。

「だって…僕は…

「それ以上言うな、お前でも俺の女に手を出すことは許さねぇ…。」

低い声が回りの空気を凍らせた。

私は何も分からず…

「皆なんの話してるの?」

でも私が関わっていることは確かだ。

俺の女にって流星が言ったから。

「「「「は?」」」」

見事に寝ている空斗以外の声がハモった。

「な、なに?」

私はそのハモり具合にビックリして噛んでしまった。