「月夜やめとけ、殺されるぞ。」

琉貴の声が聞こえた。

「琉貴も流星の味方するの?」

いじけた月夜の声が頭上で聞こえた。

「月夜…瑠羽を離せ」

いつもより3倍は低い流星の声が聞こえ月夜の腕がピクッと反応したのが分かった。

「い、嫌だっ!」

そう言って腕の力を強める。

「ちょっと月夜…苦しい。」

死ぬ…

「わっ!ごめん!!」

そう言い腕の力を弱めた隙に月夜の腕の中から脱出した。

私はなにもなかったかのようにもとの流星の横に座った。

すると流星の腕が腰に回った。

さっきよりも力を強めて…。