当然、ナンパ男たちは何も言えなくなり、どこかに行った。



「はぁ、ったく、心配かけんな」



「ご、ごめん」



「もう俺から離れんな」



「うん。分かった」



あたしがそういったのを聞いて、廉が手をつないできた。



き、緊張するな...



心臓の音廉に聞こえてないかな...



そう思いながら、映画館の中に入っていった。