此方に気づいたのか、彼は此方に近付いてきた 「…………………」 「…………?」 無言で見つめ合っている(?)二人を横目に、観央は口を開いた 「はじめまして、観央です。昨日は有難う御座いました」 先輩は少し顔を動かして観央の方を向くと、軽く頷いた 背は180cmちょっと位だろうか、もう少しあるのか 周りよりも明らかに背が高い 「………美風 由宇真。名前は?」