いつものように学校に着いた李羽は、下駄箱に手紙が入っていることに気付く
「…?」
「おはよう李羽。何見てるの?」
観央が横から顔をずいっと出したため、李羽はそれを煩わしそうによけた
今さっき見付けた手紙を観央に渡すと、観央は勝手にそれを開いた
「…昨日李羽を助けた人からだと思うよ、この内容だと」
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言葉が可笑しい1年へ
もう少し自分を大事にしろよな
怪我してからじゃ遅いんだから
じゃあな
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何とも短い文ではあったものの、昨日自分達を助けた人からだと推測できた
周りを見ると、少しばかり派手な人たちの集団の中に昨日の人物がいた