部活や学校の帰りに二人で待ち合わせて、何処かに遊びに行くのが李羽の日課だった

李羽にとってはそれが当たり前で、観央にとってもそれが当たり前だった


「李羽は今まで何人の男子を泣かせてきたのか…」

「ちょっと待ってください、観央。僕が泣かせたみたいな言い方は可笑しい」

「敬語なのかそうじゃないのか分かったもんじゃないね…」


彼女曰く、李羽の日本語は可笑しいとのことでして…

まぁ、誰と話しても違和感を感じさせる話し方をしていると思う

只、李羽自信はそれに全く気付いていない