こんな感じで良いかな……なにごとも毎日の努力よね。


「さー! ちょっと一服。お昼御飯でも食べようかな。ゲームも一緒にリビングに行く?」


「ワンワン!」


「じゃあ行こう!」


階段をリズミカルに下りる。今日はあれを、味あわなくて済む。


給食の時間。それは毎日毎日地獄だった。いつもならばこの時間は、全てにおいて諦めていた。御飯を食べるという行為も、食べ物が汚物に変わるということも……。


「ここにカップラーメンがあるはず」


リビング奥のキッチン。流し台の下の、暗がりを探していた。