「先生と同じ力を使えるのならば私は協力するわ! あの女は母親でもなんでもない!

クラスメイトだって、全ての責任は私のせいにする! 曜子を殺したのも私のせいなんだって……もう我慢の限界なんです」


先生はニヤニヤと私の顔を見つめた。私は必死に訴えた。


――こんな男に最終的に願うなんて、本当に私クズ――


そう思い込むと、また涙の雫が流れ落ちた。


「決心は固いようだね? 言っておくが先生を裏切る事は許さない。これからは、持ちつ持たれつの関係になるんだ。いいかいー?」


黙って、何度も頷いた。


「よーし。君はこれから私の権力を使って良い。なにか問題が起きた時には、その生徒を僕がぶっ潰す。それでいいかーい?」