こんな街なら好きになれそうだ。

「はい、お待ちどおさま!」

わあー!
美味しそう!

「いただきまっす!」

うん、うま!
甘くて最高だよー。

「おいしっ!」
「ははは、良かった。
ところでお客さん、相席させてもらってええか?」

そっかー。
混んでるもんねー。

「いいですよ」
「おおきに!

財前君!相席でええって。」

財前?
誰だろう…
まぁ、知ってる訳無いか(^◇^;)

「わかりました。
そこ行けばええんですか?」

…。
うわぁ。怖!
ピアス幾つあるのっ⁈

ーーガタっ

「あんたもぜんざいか。」

ハナシカケラレターーー。
キャーー。

「あ、はい…。」
「そんな怖がる事あらへんやろ。」

イヤイヤイヤ、コワインデスッテ。

「なんかごめんなさい。」
「まぁ、ええわ。
あんた大阪の人や無いやろ?」

どんだけ聞いて来るんだっ!!!

「違いますよ?」
「やっぱりな。
旅行かなんかか?」

もう、やめろぉ〜!

「引っ越して来たんです。」
「ふーん…。」
「ふーん。て!聞いて来たのそっちじゃ無いですかっ!」

何この自分勝手!
絶対友達少ないタイプだな。

「ツッコミが甘いな。
でも、あんた面白そうやん。
気に入ったでー。」

真顔でいわないでよっ!
怖いー。