高「失礼致します………お薬をお持ちいたしました。これだけはお飲みになりましょうね。」

高橋………

柚「えぇ…………」

やっぱり薬多いわね………

あれ…………?何で……?涙が…止まらない…

高「っっ!!??お嬢様……?どおされましたか??」

柚「っっ………私は………治療をして……ベットに縛り付けられるのがいや……前は…死ぬのなんて怖くなかったわ……ただ会社が心配なだけで……でもね……今は違うの………怖いの…死ぬのが怖いのよ…高橋……」

高「お嬢様……」

高橋…ごめんなさい…………

柚「高橋……ギュッてして………」

高「!!??お嬢様!?」

柚「私にはね……きっと高橋しかいないの…お父様もお母様も……ずっと海外で…私が病気と分かった時も帰って来て下さらなかったわ…でも高橋だけはずっと私の側にいてくれたわ…」

ギュッ………

………!!??

高橋……!!??

高「お嬢様………本当はいけない事なんですよね…。お嬢様、私はずっとお嬢様のお側にいますよ…。しかしお嬢様、私だけではないのですよ……お嬢様なら分かるはずです…」

高橋…

柚「高橋………高橋……お願いがあるの………今日は……ずっとここにいて…………」