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『ねぇ、おかあしゃん?』

『ん?なぁに?』

『きれぇだねぇ。おほししゃま!』


あ………いつか見た夢と同じ………?


『キレイだね。だってお星さまは
“命”なんだよ?』

『“いのち”?』

『そう。“命”。ひとつひとつが生きてるのよ』


あの夢と同じように、目を細めて星の降る夜空を見上げるお母さん。


『心優も大きくなったら分かるのかな。人の命には限界があってね………』

『げんかい?』

『そう。いつかはお母さんもお父さんも、心優だって。命の限界がきて、ここにはいなくなっちゃうの』


首を傾げて、目をキョロキョロさせてる幼い私。