うちは、佐々木蘭。

高校生、幼い頃から頭はいい。

んでも、自分の居場所は優等生じゃなく不良だった。


「蘭、今日さぼらねぇか・・・」

「いつも、さぼってんだろぅが言われなくてもさぼるぞ」

うちに話してきたのは、神田誠。幼馴染。

「おはー、蘭」

「律、はよー」

「蘭、律、おやすみ」

「春、おやすみって太陽でてんぞ」

「ねむいから」

今話したのは、金村律。三村春。

うちら3人しか女はいない。あとは、男。

いつも、こんな感じの日常。

ぐだぐだして時間をだらだら過ごす。

「あ、蘭ー」

「何、今日は送らない」

「そこをなんとか合コン間に合わない・・・」

「律、男ならうじゃうじゃここにも沢山いる」

「いや、こいつらよりイケメンいるかも」

「イケメンと思え」

「無理、連れてって蘭ちゃん」

「蘭ちゃん言うな」

「連れてって」

「片道500円」

「分かったよ、しっかりしてんな蘭は・・・」

週2くらいで律は合コン。いつもウチが送る。

バイクは、男らが使ってるからチャリ。

駅まで30分。

「いってら」

「ありがと」