「あのっ!矢沢くんっ」




廊下を歩く俺を呼び止める、高い声



見なくてもわかる。女の声だ



振り向くと、案の定女が顔を赤らめてこっちを見ていた




「……何?」



俺が冷たい声を出しても気にする様子がない女




「ちょっといいですか?」




俺が女に引き留められる理由?




「あぁ…」




すぐにピンときた



告白、か