「ごめん。
俺、実は、Hのことがすきやってん
「実は」やで(笑)
ほんまにごめんな」

やっぱり…
やっぱりあの子が好きだったんだ…
気づいてたけどやっぱりショックだった。

確かにあの子は可愛いよ。
でも、あの子は可愛い以外なにもない。
空っぽな、ただの人形みたいなもの。
でも、可愛いのが全てなの?

そんな気持ちで、私の小さい胸はいっぱいだった。