文化祭真っ只中のあたしたち!
「すいませーん♪沙耶ちゃーん♪」
「は、はいっ!ご注文は?」
「沙耶ちゃんのメアドかなぁー♪」
「えっとぉ…」
あたしたちのクラスは、
“執事&メイド喫茶”。
あたしは裏方がよかったのに強制的にメイドに。
蒼はノリノリで執事に。
結愛と小夜はメイド。
聖也はもちろん…、
「なんで俺裏方なんだよー!?」
裏方です。
普通なら執事のはずなのにね?
さぁなんででしょー?
「アンタは執事はダメ!」
「結愛?束縛は大概に…」
「束縛じゃないわよ!お客さんのためだわ!!」
「はぁ!?」
こっぴどく叱られてる聖也。
聖也が執事になれない理由は、
“女の子にちょっかい出しまくって迷惑かけるから”です。
とっても分かりやすい理由。
「お嬢様、ご注文はなにになさいましょうか?」
「きゃー//蒼斗くん//」
あっちも裏方でいいと思う。