夕方になると聖也は帰った。




「あおー、ご飯出来たよ〜!」

「い、今行く!」






なんか今の…新婚さんみたいじゃなかった///?

きゃ〜///

って…今はそれどころじゃないか。







「おっビーフシチュー!」

「あれ?蒼好きだった?」

「沙耶のはな」

「あ、蒼…//」






プシューって言う効果音が合うくらい真っ赤になる顔。


――反則だ。

蒼は反則だ。

なんでそんなこと言うの……?

諦め切れない。

モヤモヤしたままだ…。







「姉ちゃんのビーフシチュー♪」

「蕾くんってシスコンなの?」

「はぁ?蒼夏今ごろかよ?普通見てればわかんだろ」

「おい、蒼兄。それはちげぇーぞ、コラ」

「はー?説得力ねぇよ」

「もう〜2人ともうるさいよ」







恥ずかしいよ、そんなの。

シスコンだとかじゃないとか。







「蒼夏は蕾コン?」

「なっ//!沙耶姉!?」

「じゃあ姉ちゃんは蒼コン?」

「……どうでしょう?」






そう微笑む沙耶に3人は違和感を感じた。