「…なに、探してるの?」

「えっ……?」

「キーホルダー?」

「…いや…ネックレスを…」

「ネックレスね。」






そういうと彼はしゃがみこみ溝に手を入れた。





「え゛っ!?」

「ほら、アンタも!」

「あ…はい…」






男の人なのに…震えない。

…周りのようにあたしを汚いと思わないの?

知らない人…なのに。







「あ、の…」

「あっ!これ!?」

「…っはい!!」

「…ふっ。あんた、笑ったら可愛いじゃん」

「……っ///」






この時…あたしは恋をした。

蒼斗くん……君に。