「あ、ごめん、なんでもないから。飲んで飲んで」 周りの連中が場を取り成す様子を横目で見ながら、三條が顔をしかめる。 「何でけー声出してんだよ」 フロアが元通りに騒がしくなると、周りの3年男子どもが苦笑し始めた。 「つか、サクヤひでー」 「まじツッキーに失礼だろお前〜」 「そうそう、いくら自分の彼女が超絶可愛いからってなー」 「……」